デンマークのインテリアブランドHAYとSonosのコラボレーションで、Sonos Oneスマートスピーカーが新たな装いで登場。HAYの2018年カラーパレットから厳選された5つの新色。

 

「色は食べ物や匂いと同じです」とSonosのデザイン担当バイスプレジデントであるタッド・トゥリスは説明します。「色は記憶を呼び起こします。もちろん、その記憶は人によって異なりますが。」それでは、なぜ今までSonosは色付きのスピーカーをデザインしなかったのか、と思われるかもしれません。

「ブラックやホワイトも “色” ですけどね」トゥリスはそう言って笑います。「色を使って、私たちのメッセージにより統一性を持たせたいと思ったのです。白だけ、黒だけのものは、プロダクトというよりも家にずっと飾ってあった陶芸品のように見えてきてしまいます。私たちの願いは、とてもシンプルで、暮らしにすっと調和し、存在感を主張しない製品を作ることです。」

白黒を超えて、家のインテリアのサウンドと色の関係を追求するために、Sonosはデンマークの人気インテリアブランドであるHAYとのコラボレーションを始めました。そして、どのようにすればSonosのスピーカーとHAY独自の2018年カラーパレットを融合させることができるかを検討し始めました。家のインテリアに美しく、しかも控えめに馴染むように。スピーカーに色を付けるのは簡単なことに聞こえるかもしれませんが、実は複雑なプロセスを要します。

「金属の部分とプラスチックの部分の色を合わせるために、何度も実験と調整を行いました」とトゥリスは言います。「様々なタイプの金属を使用しているので、それぞれに異なる塗装プロセス、技法、そして相性があります。すべてのパーツを同じ色に見せるという作業はかなりの労力を要するものでした。」

この努力が実り、2018年4月にイタリアのミラノで開催されたミラノサローネ国際家具見本市で、HAYとSonosはHAY Sonos One限定版コレクションを発表しました。この発表では、HAYの共同創業者であるメテ・ヘイ氏とロルフ・ヘイ氏がSonosと共に世界に先行して、メテ・ヘイ氏自らが厳選した5色で装ったSonos Oneを紹介しました。

「色使いはデザインプロセスの中でも最も重要な要素の一つです」とメテ・ヘイ氏は言います。「それぞれのモノには独自の色があるのです。新しい椅子と同じ色を陶器にも使うわけにはいきません。ただし、それぞれが共存し、美しく見せることはできます。Sonosとのコラボレーションが始まった時、すでに目標は決まっていました。」

ビビッドレッド、フォレストグリーン、ペールイエロー、ライトグレー、ソフトピンクのカラーパレットは、具体的なスペースと使い方を想像しながら厳選されました。

「色は食べ物や匂いと同じです。色は記憶を呼び起こします。」
– タッド・トゥリス、Sonos デザイン担当VP

「誰にでも馴染む色を作り出そうとしたのです」とヘイ氏。「色は状況、そして製品がどのように使われるかに合わせて選んでいます。」

「それぞれの色は特定の空間に馴染む必要があります」とも付け加えます。「イエローは、ステンレスや陶器など、淡いカラーが多いキッチンやバスルームを想像して選びました。」

「グリーンは、窓枠に調和する観葉植物をイメージし、そこにスピーカーが馴染むようにしました」とヘイ氏。「グレーは、オフィスでも自宅でも使えるような、ニュートラルなカラーを見つけることが重要なポイントでした。ピンクは、ファッションを思い浮かべるカラーです。特別な気分にさせてくれます。」

最後にビビッドレッドが選ばれました。「ビビッドレッドは、家具にとって重要な色です。象徴的ながら、ステファン・ディーツによるHAYのNew Orderシェルフにも似合う赤を選びました。」

色が決定した後に、実際の色付けに向けた大変な作業が始まりました。「決定した色が反映されるように、特別なプラスチックを製作しなければなりませんでした」とトゥリスは言います。「ホワイトやブラックのスピーカーの上に上塗りするというわけにはいきません。」

SonosとHAYの両社は、洗練された製造技術を誇ります。チームはそれぞれのパーツの色を調整するために必要なツールを開発しました。「理想の色を出すために、着色樹脂を射出成形する必要がありました。ホワイトやブラックから、レッドのような色を出すのは他の方法では不可能だったのです」トゥリスは言います。「色の複雑性と繊細さが重要です。光の当たり方、下地、そして技法のコンビネーションによって作り出さなければなりません。」

それぞれのパーツの色調整ができた後に、チームは様々な空間でスピーカーがどのように見えるかを検討しました。もちろん、HAY製品との組み合わせも検討しました。最終的に仕上がったコレクションは、メテ・ヘイ氏のデザインに対する直感的なアプローチの真価、そしていかに色がインテリアに命を吹き込むかを示すものとなりました。

「誰にでも馴染む色を作り出そうとしたのです。」
- メテ・ヘイ氏

「色を使うことによって、ユーザーの目を製品に引きつけることができます」トゥリスは説明します。Sonos Oneにおける課題は、いかに環境に馴染むデザインにするかということでした。そのため、スムーズな仕上がり、目立たないフォーム、点灯ボタン、控えめなLEDランプを採用しました。

「インテリアに溶け込むスピーカー」とSonos製品のデザインについてトゥリスは語ります。「それでも、立ち止まってよく見ると、ディテールが美しいというのが理想です。今回の場合は、通常は電化製品には見られない色に現れています。厳選された色、そしてすべてのパーツの色がマッチしているデザイン要素は、特に注目に値します。」

「このスピーカーは家具のように扱うべき要素です」とヘイ氏は言います。家具のように機能性を持ち合わせたインテリアアクセサリーは、空間のビジュアルと雰囲気を生み出す重要な役割を果たします。今回の場合は、目に見えないために見落とされがちなサウンドもそれに一役買っているのです。

「サウンドは、家に命を吹き込んでくれます」と、ヘイ氏。この事実が斬新な形で示されている、今回のカラーコレクションをお楽しみください。

限定版HAY Sonos One、全5色、11月5日発売。
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